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保護猫を迎えた直後、「ウイルス検査はいつ受けるの?」「1回陰性だったのに、なぜもう1回?」と戸惑いませんか。とくに先住猫がいる家では、いつまで部屋を分ければいいのかが悩みどころです。
我が家の答え:当日〜数日以内に1回目、1〜2か月あけて2回目の検査(FIV・FeLV)を受けました。1回目が陰性でも検査に反応しない「空白期間」があるとされるためです。結果が出そろうまで、先住の犬2匹とは部屋も食器もトイレも分けました(FIV・FeLVは猫どうしのウイルスで犬にはうつらないとされていますが、体調が落ち着くまで同じ手順にしました)。先住猫がいる家では、ウイルスの面でも分ける必要があります。
実績:犬2匹+保護猫1匹の多頭飼いを実践中。実際にこの流れで動いた経験をもとに書いています(獣医師ではありません)。
費用の目安:セット検査で3,000〜5,000円前後。ワクチン等も同日なら初回の会計は1万〜2万円ほど(税込/2026年8月時点・地域や病院で変わります)。
向く人:先住猫・先住犬がいる家に迎え、隔離をいつまで続けるか分からず困っている人。
結論:保護猫のウイルス検査は「保護直後」と「1〜2か月後」の2回

保護猫のウイルス検査は、当日〜数日以内に1回目、1〜2か月後に2回目の2段構えが基本とされています。調べるのはFIV(猫免疫不全ウイルス/通称・猫エイズ)とFeLV(猫白血病ウイルス)の2つ。保護日を起点にすると次のとおりです。
| 保護日からの経過 | 成猫(推定1歳以上) | 子猫(生後6か月ごろまで) |
|---|---|---|
| Day0(保護当日) | 先住猫と分ける。病院を予約 | 同じく分ける。保温と食事を優先。ぐったりしている・下痢や嘔吐がある場合はその日のうちに受診 |
| 当日〜数日以内 | 1回目の検査(FIV・FeLV)+検便・駆虫 | まず健康チェックと駆虫。検査の可否は体重・体調しだい |
| 約1か月後 | FeLV再検査の目安。ワクチンの相談も | 体重が増えていればワクチンの相談 |
| 約2か月後 | FIV再検査の目安。陰性なら対面の相談へ | 生後3〜4か月以降とする説明と、生後6か月以降とする説明があり幅がある |
| その後 | 段階を踏んで先住猫と対面 | 獣医師が示した時期に再検査してから対面 |
一般的な目安です。2種同時のキットを使う場合、約2か月後に1回でまとめて受け直す形になることもあり、我が家は再検査を1回にまとめてもらえたので通院は2回でした。ただし1か月後の受診を省いてよいという意味ではありません。まとめられるかを含め、時期はかかりつけの獣医師に相談してください。
なぜ2回必要?検査に反応しない「空白期間」があるから
2回受けるのは、複数の動物病院や保護団体の説明で、ウイルスに触れてから検査に反応が出るまで時間差があるとされているからです。これを「空白期間(ウィンドウピリオド)」と呼びます。
保護前に何があったかは分かりません。直前に触れていた場合、当日の検査では反応が出ないことがあるとされます。つまり1回目の陰性は「それより前」しか映していません。
| FIV(猫エイズ) | FeLV(猫白血病) | |
|---|---|---|
| 検査で見るもの | ウイルスに対する抗体 | ウイルスの抗原 |
| 空白期間の目安 | 接触から約2か月とされる | 接触から約1か月とされる |
| 再検査の目安 | 保護から約2か月後 | 保護から約1か月後 |
| 調べ方 | 血液を数滴。多くは2種同時のキットで、院内で10〜15分ほどで結果が出ます | |
「対面してよい」時期は、再検査の遅いFIVに引っ張られます。最初から2か月を見込んでおくと予定が狂いません。
陽性でも暮らしが終わるわけではありません。ウイルスを持ったまま穏やかに過ごしている猫はたくさんいます。付き合い方は必ず獣医師に相談してください。
子猫は時期がずれる:母猫ゆずりの抗体と再検査の目安
子猫は成猫と同じ時期では判断しきれず、再検査が後ろにずれます。母猫から受け取った抗体(移行抗体)が残り、検査がそれを拾ってしまう場合があるとされるためです。子猫のFIV検査は移行抗体が消えるとされる時期を待って受け直すのが一般的ですが、この「待つ時期」には幅があります。
- 生後3〜4か月以降を目安とする説明
- 生後6か月以降まで待つ方針
- 初回は参考にとどめ、時期を決めて再検査する方針
病院によって説明が違い、「何か月」と一つに決めきれないのが実際のところでした。記事の情報で決め打ちせず、その子の月齢・体重・保護時の状況を見てもらったうえで獣医師に決めてもらってください。
ネットの情報とご自身の結果を見比べて判断しないでください。この記事は飼い主の体験と段取りの整理であり、診断や治療を示すものではありません。
検査当日の流れと費用の目安
検査は短時間で終わり、麻酔も入院も不要なのが一般的です。
当日の流れ
- キャリーで来院し、体重・体温・全身のチェック
- 採血(数滴)
- 検査キットで判定(結果は上表のとおり)
- 検便・ノミダニの駆虫、ワクチンの予定を相談
- 次回(再検査)の時期を決めて帰る
検査費用の目安
費用はセット検査で3,000〜5,000円前後が目安で、病院によっては6,000円ほどかかることもあります(いずれも税込/2026年8月時点)。初診料・検便・駆虫薬が加わると初日は1万円前後、体調を見てワクチンまで同じ日に受けた場合は、動物病院が公開している料金例で合計1万〜2万円ほどです。ワクチンが別の日になればその分は後日の会計になります。金額は地域や病院で差があるため、最新は受診先にご確認ください。
最初の1か月にかかるお金の全体像は保護猫を迎える初期費用にまとめています。団体から迎える場合はトライアル中に検査を済ませていることもあります(保護猫トライアルの流れ)。
結果が出るまでの過ごし方:先住猫がいる家の隔離のやり方
2回目の結果が出るまでは部屋・食器・トイレを分けるのが基本です。我が家でやっていたのは次の3つです。
- 部屋を1つ空ける:ドアを閉められる部屋にケージ・トイレ・食器・水を置く
- 物を共用しない:食器・トイレ・爪とぎ・毛布は新入り専用にする
- 触る順番を決める:世話は必ず先住の子が先、新入りが後。逆にすると手や服が運び役になりかねません
多頭飼いで一番忘れやすいのは「触る順番」
新入りが気になってつい先に会いに行ってしまうので、世話の順番を紙に書いて冷蔵庫に貼っていたほどです。トイレ掃除と食器洗いも同じ順番で行いました。隔離部屋にはふき取り用のスプレーを1本置いていましたが、これはウイルス対策ではなく、トイレまわりや食器台の汚れとにおいを落とすためです。
※掃除と消臭のために使っているもので、病気の予防や治療を目的とした製品ではありません。
※あくまで私個人の経験で、すべての子に当てはまるとは限りません。
我が家は犬2匹がいる家に保護猫を迎えたので、隔離とは別に「犬が部屋の前で待ち構える」問題がありました。ドア越しに鼻を鳴らされるだけで新入りが固まるため、最初の2週間は日中の動線ごと変えました。隔離期間も当初は「2週間くらい」と考えていましたが、実際は再検査が終わるまで1か月以上かかりました。長引く前提で予定を組めばよかった、というのが反省です。
そろえる品目は保護猫に必要なものリストにまとめました。この時期はほとんどの子が隠れて出てきませんが、それが普通です(保護猫が慣れない・隠れる期間)。
先住猫と対面してOKのチェックリスト

対面してよいかは、日数ではなく条件がそろったかで判断します。すべてにチェックが付くまでは、ドア越しのまま待ちました。
- □ 検査(FIV・FeLV)を2回受けて、2回とも陰性だった
- □ 2回目の時期について、獣医師から問題ないと言われた
- □ 検便が済み、駆虫(回虫・ノミ・ダニ)が完了している(駆虫薬は動物病院で出されたものを使います)
- □ くしゃみ・目やに・下痢など気になる様子が出ていない
- □ 隔離部屋でごはんを食べ、トイレを普通に使えている
- □ ドア越しの声や匂いに、先住の子が過剰に反応しなくなった
- □ ワクチンの接種予定を獣医師と相談済み
ここがそろってはじめて、ケージ越しの短時間対面→フリーで数分、と段階を上げます。多頭飼いは相手が2匹・3匹といるぶん、この段階を1匹ずつ踏みます。我が家も犬2匹を別々に、短時間から始めました。
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上下運動ができてトイレも置ける3段タイプが使いやすかったです。ケージ越しなら落ち着いて顔合わせもできます。
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我が家は楽天で買いました。同じ3段ケージでも、購入時点ではポイント還元を含めた負担が軽かったためです。価格も還元も時期で変わるので、買うときに見比べてみてください。対面のあとの進め方は保護猫をケージから出すタイミングにまとめています。
よくある質問
Q. 1回目が陰性なら、2回目は受けなくてもいいですか?
A. 空白期間があるとされるため、1回で確定とは考えないほうが安心です。省略してよいかは獣医師に相談してください。
Q. 完全室内で1匹だけ飼うなら、検査は不要ですか?
A. 先住猫がいなくても、その子自身の体調管理の目安になります。受けるかどうかは獣医師に相談してください。
Q. 隔離中に鳴き続けて心配です。飼い主が隔離部屋に入って一緒にいてもいいですか?
A. 声をかけたり同じ部屋で過ごしたりするのは、我が家でもやっていました。ただしそのあと先住の子に触れる前に手を洗い、上着を替えるようにしていました。新入りを部屋から出して先住の子と直接会わせるのは、結果が出そろうまで待ちます。判断に迷うときはかかりつけの獣医師に相談してください。
まとめ
- 検査は「保護直後」と「1〜2か月後」の2回が基本とされる
- 2回必要なのは空白期間があるため(FeLV約1か月・FIV約2か月)
- 子猫は移行抗体の影響で再検査時期がずれ、目安に幅がある
- 費用はセットで3,000〜5,000円前後が目安(税込/2026年8月時点)
- 結果が出るまでは部屋・食器・トイレを分け、世話は先住の子から
- 対面は日数でなく、陰性2回・駆虫完了などの条件がそろってから段階的に
まずはカレンダーを開き、保護した日から約1か月後と約2か月後に印を付けてみてください。再検査の正確な時期は、かかりつけの獣医師に相談して決めましょう。
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