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愛犬や愛猫を亡くした後、「いつまでこんなに辛いんだろう」「もう立ち直れないかもしれない」と感じていませんか。
私・りくも、初めて愛犬を亡くしたとき、そう思いました。ご飯を作るたびに器を一つ洗わなくていいことに気づいて泣き、ふと振り返ってその子がいないことに気づいて泣く。そんな日が続きました。
この記事では、ペットロスの症状と心のケアの方法を、一飼い主の当事者目線でお伝えします。専門家ではないので「必ずこうすれば治る」という話はできません。でも、多頭飼いで何度か見送ってきた経験から、「こうして少しずつ前を向けた」という正直な話ができます。
「克服しなければ」と焦らなくていい。悲しみは消えないけれど、一緒に生きていける——そんなことを伝えられたらと思っています。
- ペットロスとは何か・よくある心と体の症状
- 悲嘆が回復していく段階のプロセス
- 気持ちが少し楽になるための具体的なケア方法
- 多頭飼いの場合、残された子への影響と対応
- 専門家に相談するべきタイミングの目安
ペットロスは「時間が解決する」ものではなく、「悲しみと共に生きる力が育つ」プロセスです。時間と共に悲しみが少しずつ変化していくことは多いですが、その間に自分に合ったケアを続けることがとても重要です。
泣く・話す・思い出を形にするなど自分に合ったケアを続けることで、多くの方が数ヶ月〜1年かけて少しずつ前を向いていきます(個人差があります)。
悲しみが深すぎて生活に支障が出ている場合は、一人で抱え込まず心療内科や動物専門の相談窓口を頼ってください。詳しくはこのあと解説します。
ペットロスとは?誰にでも起こる自然な反応
ペットロスとは、大切なペットを亡くした(または行方不明になった)ことによる深い悲しみや喪失感のことです。
「たかがペット」という声もありますが、毎日一緒に過ごし、生活の中心にいた存在を失う悲しみは、家族を亡くす悲しみと変わりません。泣くのが当然です。立ち直れないのも、おかしくありません。
日本では、愛犬や愛猫を亡くした方の多くがペットロスを経験するといわれています。特に、ペットが生活の軸になっていた方、初めて見送った方は、症状が重くなる傾向があります。
- 一人暮らしで唯一の家族だった
- ペットと過ごす時間がとくに長かった
- 初めてペットを見送った
- 事故・急病など突然の別れだった
- 「もっとこうしてあげれば」という後悔がある
こんな症状が出たら「ペットロス」かもしれない
ペットロスの症状は人によって異なりますが、以下のような変化がよくみられます。自分だけがおかしいと思わないでください。
心の症状
- 涙が止まらない、突然泣き出してしまう
- 無気力・何もやる気が起きない
- その子のことばかり考えてしまう
- 「もっとこうしてあげれば」という罪悪感
- 「また遊んでいる気がした」「鳴き声が聞こえた気がした」
- 人と会いたくない、話したくない
体の症状
- 食欲がない、食べても味がしない
- 眠れない、または眠りすぎる
- 疲れがとれない、体が重い
- 頭痛や胃腸の不調
こうした症状は、大切な存在を失ったことへの自然な反応です。「おかしくなってしまった」ということではありません。
ただし、食べられない・眠れない・仕事や家事ができないなどの状態が2週間以上続く場合は、心療内科・精神科への相談を検討してください(後述します)。なお、医師監修記事では「1ヶ月以上続く場合」を目安とするものもありますが、迷ったら早めに相談するほうが安心です。
悲しみには段階がある——焦らなくていい理由

心理学者のエリザベス・キューブラー=ロスが提唱した「悲嘆の5段階」は、ペットロスにも当てはまることが多いとされています。
①否認「まだ信じられない」
亡くなったことが現実に感じられない。「もうすぐ帰ってくる気がする」と思ってしまう時期です。
②怒り「なぜ逝ってしまったの」
「もっと早く病院に行けば」「どうしてもっと一緒にいなかったんだろう」という後悔・怒り・自己嫌悪が出てきます。
③交渉「あの時こうしていれば」
「もし〇〇していたら、まだ一緒にいられた」という「もしも思考」が続く時期です。
④抑うつ「もう何もしたくない」
現実を受け入れ始める一方で、深い悲しみと無気力感が出てきます。多くの方がここで一番つらさを感じます。
⑤受容「この悲しみと共に生きていく」
悲しみがなくなるわけではないけれど、「一緒に生きた時間は本物だった」と思えるようになる段階です。
※この段階は順番通りに進むとは限りません。行ったり来たりしながら、少しずつ前へ向かうのが自然な流れです。「早く⑤になろう」と焦る必要はありません。
気持ちが少し楽になるための心のケア方法
「乗り越える」というより、「悲しみと一緒に少しずつ動けるようになる」イメージで考えてみてください。以下は、私が試してよかったことや、多くの方が助けになったと話していることです。
泣いていい——感情を我慢しない
泣くことは「弱さ」ではなく、大切な存在への深い愛情の表れです。我慢しないで泣いてください。涙を流すことで気持ちが少し楽になることがあります(ただし「必ず楽になる」ものではなく、個人差があります)。
誰かに話す・書き留める
信頼できる人に話すのが難しければ、日記やSNSに気持ちを書き出すだけでも違います。「伝える相手がいない」なら、手紙としてその子への言葉を書き留めるのも一つの方法です。
思い出を「形」にする
写真をアルバムにまとめたり、好きだったおもちゃや器を飾ったりすることで、「この子は確かにここにいた」という実感が支えになります。
最近は、写真から愛犬・愛猫の姿を立体フィギュアにして手元に置いておける供養方法もあります。アルバムや遺品と同じように、「そこにいた証」を形にする選択肢の一つとして紹介します。
※ここからはあくまで私個人の経験で、すべての犬・猫に当てはまるとは限りません。
最初に見送った子の写真を、しばらく見られませんでした。でも半年ほどたったある日、「整理じゃなくてちゃんと飾ろう」と思えて、玄関に小さなコーナーを作りました。毎日「ただいま」と声をかけるようになって、それから少し、呼吸が楽になった気がしました。
「忘れなくていい。一緒に生きていこう」と思えたのは、そのときでした。
生活リズムを崩さない
起きる時間・食事の時間・散歩の時間(他の子がいる場合は特に)をなるべく維持することが、じわじわ回復への道になります。「何もしたくない」という日でも、まず起きる・水を飲む、それだけでOKです。
手元供養——そばに置いておく
遺骨や遺毛を手元に置いておく「手元供養」を選ぶ方も増えています。遺毛を使ったペンダントや、写真入りのメモリアルフォトフレームなど、身近に感じられるグッズを取り入れることで、「いつでも会える場所」を作ることができます。
📸 思い出を形に残す
大切な子との思い出を、世界に1冊だけの写真集やフィギュアとして残す方法があります。手元供養の選択肢のひとつとしてご紹介します。
-
— 写真をまとめてプロ仕様の本に
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— 愛犬・愛猫そっくりの3Dフィギュア
-
— オリジナルグッズで思い出を手元に
※各サービスの詳細はリンク先でご確認ください。
多頭飼いの場合——残された子もペットロスになることがある

あまり知られていませんが、残された犬や猫も、仲間を亡くしたことで様子が変わることがあります。
残された子に見られる変化
- ご飯を食べない・食欲が落ちる
- 元気がなくなった、遊ばなくなった
- 鳴き声が増えた・鳴いて探し回る
- 亡くなった子が使っていた場所でじっとしている
- 飼い主にいつも以上にくっついてくる
※あくまで私の家の場合です。すべての多頭飼いの子に同じ変化があるとは限りません。
先住犬の1匹を見送ったとき、もう1匹の犬が数日間、ご飯をあまり食べませんでした。いつもその子が寝ていた場所のそばでじっとしていて…。言葉は通じなくても、分かるんだなと実感しました。
私がしたことは、「撫でる時間を増やす」「散歩のルーティンを崩さない」「いつも通りに話しかける」の3つだけです。2週間ほどで食欲も戻り、元気を取り戻してくれました。
残された子へのケアのポイント
- いつも通りの生活リズムを保つ(食事・散歩・遊び)
- スキンシップを増やし、飼い主も一緒にいる安心感を与える
- 食欲不振・嘔吐・下痢が続く場合は動物病院へ(身体的な問題の可能性もある)
残された子のケアが、飼い主自身の心の支えになることも多いです。「この子がいるから」と思えることが、前を向くエネルギーになります。
こんな時は専門家に相談してください
ペットロスは時間をかけて回復していくのが自然ですが、以下の状態が続く場合は一人で抱え込まず、専門家に頼ってください。
- 食べられない・眠れない状態が2週間以上続く
- 仕事・家事・日常生活に大きな支障が出ている
- 「消えてしまいたい」「もう生きていたくない」という気持ちになる
- 強い罪悪感や自己否定がぐるぐると止まらない
上記のような状態が続く場合は、心療内科・精神科への受診をご検討ください。またペットロス専門の相談窓口も活用できます。
📞 よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・無料)悩み全般の相談を受け付けています。ペットロスについても話を聞いてもらえます。
新しいペットを迎えることへの迷い
ペットを亡くした後、「新しい子を迎えたい」と思うことがあります。でも同時に「裏切りじゃないか」「まだ早いんじゃないか」と罪悪感が出ることも。
答えは一つではありません。「この子の悲しみが癒えてから」という正解はないし、「もう次の子を迎えてもいい」という正解もありません。自分がそう感じたとき、それが一つのタイミングです。
ただ、「寂しさを紛らわすため」だけで新しい子を迎えると、その子への愛情が前の子との比較になってしまうことがあります。あくまでも「この子自身を迎えたい」と思えるまで、待てるなら待つのも一つの選択です。
※個人の考えです。正解は人それぞれです。
私の場合は、「この子がいなくなった」という喪失感から保護猫を迎えたのではなく、「たまたまその子が保護を必要としていた」という流れで多頭になっていきました。結果的に、残された子たちと新しい子たちに救われた部分は大きいと思っています。でも「すぐ次の子を」が正解だとも思っていません。
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愛犬・愛猫の写真からオリジナルグッズが作れます。一緒に過ごした記憶を、形に残す方法のひとつです。
まとめ|悲しみは消えなくていい、一緒に生きていこう
ペットロスは、大切な家族を亡くした誰もが経験しうる自然な悲しみです。「早く立ち直らなければ」と焦る必要はありません。
泣いていい。思い出していい。悲しんでいい。それが、一緒に生きた証です。
心と体の症状が続くときは、泣く・話す・書く・思い出を形にする、など自分に合った方法でケアしながら、少しずつ前を向いていきましょう。多頭飼いの方は、残された子のケアが自分自身の支えにもなります。
症状が深刻な場合は、心療内科や相談窓口を頼ることをためらわないでください。
あなたが大切にしてきたその子との日々は、本物です。その記憶は、ずっとあなたの中に生きています。
- ペットロスは大切な家族を亡くした自然な反応。おかしくない
- 悲嘆には段階があり、行ったり来たりしながら少しずつ回復する
- 泣く・話す・思い出を形にするが気持ちのケアに効果的(個人差あり)
- 多頭飼いでは残された子も変化が出ることがある
- 食べられない・眠れない状態が2週間以上続く場合は専門家へ
ペット用品選びの参考にしたい方は、こちらもチェックしてみてください。

