体重1.5〜3kgほどの小さな体で、「飼いやすい犬種」の代表格として名前が挙がることの多いチワワ。実際に知恵袋やSNSを見ていると、「思ったより警戒吠えがひどい」「小さい子供がいる家には向かなかった」という声もちらほら見かけます。この記事では、チワワの性格や飼い方の基本情報に加えて、通説の裏にあるリアルな注意点を、多頭飼い歴の長い私の視点も交えてまとめます。
- チワワの性格・体格の基本情報
- 「飼いやすい」という通説の落とし穴
- 室温管理や滑る床など環境づくりのポイント
- 多頭飼い・家庭内で気をつけたい事故リスク
- 気をつけたい健康トラブルの傾向
- チワワは勇敢さと臆病さが同居する性格で、警戒心が強く来客時によく吠える子も多いとされる。
- 体が小さい分、室温管理・滑る床対策・落下事故防止など環境面での配慮が飼育の要になる。
- 特に子犬期は低血糖を起こしやすいとされ、長時間の留守番や食事間隔に注意が必要。
- 膝蓋骨脱臼や気管虚脱など小型犬特有の健康トラブルの傾向があり、ハーネスの活用もすすめられる。
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チワワの性格・体格の基本情報は?
チワワは体重1.5〜3kgほど、体高12〜20cmほどの世界最小クラスの犬種でありながら、寿命は13.7〜16年程度とされ、小型犬の中でも長生きしやすい傾向があります。性格は非常に個性が強く、飼い主には甘えん坊で愛情深い一方、見知らぬ人や物音には勇敢に立ち向かおうとする面も持ち合わせています。この「勇敢さと臆病さの二面性」が警戒吠えにつながりやすいと言われる理由のひとつです。一般にオスは活発で好奇心旺盛、メスはやや落ち着いていて独立心が強い傾向があるとも言われますが、これも個体差の範囲として捉えるのがよいでしょう。毛質はスムースコートとロングコートの2種類があり、どちらも小さな体格に見合った細やかなケアが必要です。
「飼いやすい」という通説の落とし穴とは
体が小さく散歩も短時間で済むことから「初心者向け」「飼いやすい」と紹介されることが多いチワワですが、実際に暮らしている方の声を見ると、必ずしもそう単純ではないようです。警戒心の強さから来客のたびに吠え続けてしまい対応に苦労するという声や、頑固な一面がありしつけに時間がかかったという声も見られます。また体が小さいぶんケガのリスクが高く、小さなお子さんがいる家庭では抱っこ時の落下や勢いのある遊びに巻き込まれることを心配して「うちには向かなかった」と感じる方もいるようです。すべての子に当てはまるわけではありませんが、事前に知っておきたいところです。
室温管理と滑る床、環境づくりで気をつけたいこと
体が小さいチワワは体温調節が苦手な傾向があり、室温は一般的に年間を通して25℃前後が目安とされることが多いです。特に冬場の冷え込みや夏場の冷房の効きすぎには注意が必要です。また、フローリングなど滑りやすい床は足腰への負担につながりやすいとされるため、滑り止めマットを敷いておくと安心です。散歩は1日2回15〜20分程度を目安に、無理のない範囲で体を動かす機会を作ってあげるとよいでしょう。
多頭飼い・家庭内で気をつけたい事故リスクとは
我が家は中型犬2匹と保護猫1匹の多頭飼いで、チワワを飼っているわけではありませんが、経験から言えるのは「体格差のある子同士の生活は事前の配慮が欠かせない」ということです。小さな犬を中型犬・大型犬と一緒に暮らさせる場合、遊んでいるうちに踏みつけられてしまう事故のリスクが考えられます。また単独で暮らす場合でも、ソファやベッドからの飛び降り、抱っこからの落下、ドアに挟まれるといった事故は骨折につながることがあり、状態によっては手術が必要になるなど、費用の面でも負担が大きくなる場合があります。ジャンプしそうな場所にステップを置く、抱っこは体全体をしっかり支える、ドアの開閉時は足元を確認するといった小さな配慮が、思わぬケガを防ぐことにつながります。
子犬期に注意したい低血糖とは
チワワをはじめとする超小型犬は、生後4〜5ヶ月頃までは特に低血糖を起こしやすい傾向があるとされています。体が小さく体内に蓄えられるエネルギーが少ないため、食事の間隔が空きすぎたり、長時間の留守番でエネルギーを消費しすぎたりすると、ぐったりする・震える・意識がもうろうとするといった症状が出ることがあります。子犬のうちは食事を1日3〜4回に分けて与え、長時間のお留守番はできるだけ避けるようにすると安心です。少しでも様子がおかしいと感じたら、自己判断せず早めに動物病院に相談することをおすすめします。
気をつけたい健康トラブルの傾向とハーネスの活用
チワワは、膝の皿がずれる膝蓋骨脱臼(パテラ)や、頭部に脳脊髄液が過剰にたまる水頭症、気管がつぶれやすくなる気管虚脱、心臓疾患、涙やけなどの眼疾患といった健康トラブルの傾向があるとされる犬種です。特に気管虚脱は、首輪での散歩が気管を圧迫する刺激になりやすいと言われているため、体に負担のかかりにくいハーネスの使用がすすめられています(小型犬のハーネス選びと脱走対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています)。いずれの症状も「必ずなる」というものではなく傾向として知っておき、咳き込みが増えた、足を痛がる、大人しくなったといった様子が見られたら、早めに動物病院に相談することをおすすめします。
※あくまで私個人の経験で、すべての子に当てはまるとは限りません。
我が家の子はチワワではありませんが、ドッグランで知り合ったチワワの飼い主さんから「うちの子は来客が来るたびに吠え続けてしまい、インターホンの音を変えたり、来客時は別室で待たせるようにしたりと工夫している」という話を聞いたことがあります。体が小さくて可愛らしい分、警戒心の強さという性格面にも向き合う覚悟が必要なのだと感じたエピソードです。
まとめ:小さな体だからこその配慮を知ってから迎えよう
チワワは勇敢さと臆病さが同居する個性的な性格を持ち、体が小さいからこそ室温管理や滑る床対策、家庭内の事故リスクへの配慮が飼育の要になる犬種です。「飼いやすい」というイメージだけでなく、警戒吠えへの対応やしつけの根気強さ、子犬期の低血糖対策といったリアルな側面も理解したうえで、家族に迎えるかどうかを考えてみてくださいね。
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