シャム猫を調べると可愛いという声とうるさいという声が両方出てきて、結局どっちなの?と迷っていませんか。私は犬2匹と保護猫1匹と暮らしており、シャム猫自体は飼っていませんが、猫種の性格の違いを調べる機会が多いので、シャム猫についてまとめました。
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この記事でわかること
- シャム猫の特徴・性格・寿命の目安
- 「飼いにくい」と「甘えん坊」の評価が割れる理由
- 深夜の要求鳴きへの対策
- 毛色が変わる仕組みと健康リスク
まず結論
シャム猫は「飼いにくい」も「甘えん坊で可愛い」もどちらも本当です。運動量が多くおしゃべりで寂しがりという性格が、環境次第で「壊す・うるさい」にも「懐っこくて最高」にもなります。上下運動できる環境と構う時間さえ確保できれば、暮らしやすい猫種だと言われています。
シャム猫はどんな猫? 評価が真っ二つに割れる理由
シャム猫はタイ原産で体重3〜5kg前後、短毛のシングルコート、くさび形の顔とサファイアブルーの瞳が特徴。毛色はシール・チョコレート・ブルー・ライラックの4ポイントが代表的とされます。
なぜ「飼いにくい」と「可愛い」の両方が出てくるのか
知恵袋等でよく見る「シャム猫は飼いにくいですか」への回答は、運動量が多く物を壊しやすい・声が大きくマンション向きでないという内容で一致しています。一方で実際に飼っている方の声は「ものすごい甘えん坊で可愛い」と正反対です。これは矛盾ではなく同じ性格の見え方の違いです。おしゃべり・甘えん坊・寂しがり・活発・賢い・嫉妬深いという性格は、環境が整わないと「うるさい・壊す・要求してくる」に見え、整うと「懐っこくて表情豊か」に見えます。寿命は12〜15歳前後が目安とされ、媒体により幅があります。

シャム猫はよく鳴くと言われるのはなぜ? 深夜の要求鳴きにどう向き合う?
シャム猫は声量が大きくしわがれた独特の声で鳴くと言われ、集合住宅では深夜の要求鳴きが悩みの種になりやすいようです。
「鳴かせない」より「要求が生まれにくい環境」をつくる
知恵袋等で見かける対策として、就寝前に1食分を置いておく・自動給餌器のタイマー機能でいつでも食べられる状態にしておく方法があります。要求そのものを減らす考え方です。また日中や就寝直前に構う時間を前倒しすると、夜間の「かまって」の頻度が下がったという声もあります。「鳴かせない」のではなく「要求が生まれにくい環境を整える」という発想に変えるのがポイントだと感じています。
分割給餌用に低カロリーで満足感のあるフードを選ぶのも一つの工夫です。
毛色が季節や年齢で変わるのはなぜ? 病気ではない?
「うちの子だけ色が変わった、病気?」と心配になる方もいるようですが、サイアミーズ遺伝子(チロシナーゼ遺伝子の温度感受性変異)によるものとされています。
体温の低い末端ほど濃い色になる仕組み
この遺伝子は体温が低い部分ほど色素が濃く出るとされ、耳・鼻・尻尾・四肢の先(ポイント)が濃く見えるのはこのためです。生まれたては真っ白に近く、成長とともに色が濃く範囲も広がる傾向があり、夏は薄く冬は濃くなる傾向もあります。つまり色の変化は病気のサインではなく「体温が低いところが濃くなる=寒がりな体質」という情報だと捉えています。シャム猫は寒さや留守番が苦手だと言われるため、冬場の室温管理はしっかりしたいところです。元気消失や食欲不振を伴う色の変化があれば動物病院に相談してください。

シャム猫と多頭飼いするなら、相性はどう考える?
我が家にシャム猫はいませんが、犬2匹と保護猫1匹の多頭飼いの経験から対面の進め方をお伝えします。
独占欲・嫉妬が強いとされる子には活発な相手を
シャム猫は独占欲や嫉妬心が強いとされる一方、活発な猫種となら相性が合いやすいとも言われています。新しい家族を迎える際は、いきなり対面させず匂いの交換→ケージ越し→短時間の同室→時間を延ばす段階を踏むのがおすすめです。この進め方は猫種を問わず有効ですが、シャム猫のように寂しがりで嫉妬しやすい子には、先住の子への「かまう時間」を減らさない配慮も必要だと考えています。
シャム猫にかかりやすいと言われる病気は? 遺伝子検査でわかる?
アビシニアンの記事では「PK欠損症は遺伝子検査で先回りできる」とお伝えしましたが、シャム猫の代表的リスクであるPRAは事情が異なります。
猫のPRAはシャム猫向けの確立した遺伝子検査がまだない
PRAは遺伝性と考えられ、アビシニアン・ペルシャ・シャム・日本猫等で報告があります。夜盲から始まり、音に敏感になる・怖がる・遊ばなくなる変化を経て失明に至ることがあるとされます。猫のPRAのうちアビシニアンやソマリでは原因遺伝子(rdAc変異)が特定されており遺伝子検査も存在しますが、シャム猫を含む他の猫種で同じ変異が原因かどうかは確立されておらず、シャム猫向けに確立した遺伝子検査は一般的でないとされています。つまりシャム猫は「今のところ検査で先回りしにくい猫種」で、日々の観察が早期発見の重要な手段だと言われています。段差にぶつかる・暗い場所を怖がる変化があれば早めに受診を。有効な治療法は確立していないとされています。
内斜視や猫喘息、巨大食道症も報告されている
内斜視(寄り目)はサイアミーズ遺伝子とダイリュート遺伝子の関与とされ、生後6〜8ヶ月頃から現れます。生まれつきの寄り目は病気ではないとされますが、急に寄り目になった場合は脳疾患等の可能性もあるため速やかに受診を。猫喘息はアレルギー性と考えられ、あらゆる猫種で起こりうるとされます。巨大食道症は先天性のものがシャム猫で比較的多いとされ、食後短時間で吐き出す様子があれば受診を。ほかアミロイドーシスや慢性腎臓病等も報告があり、定期健診での早期発見が現実的な備えです。
シャム猫を迎える前に、飼い方と費用の目安を知りたい
運動と留守番、費用感はどれくらい?
シャム猫は活発で賢いため、キャットタワー等で上下運動ができる環境を用意し、1日5〜15分程度の遊び時間を確保するとよいと言われています。ブラッシングは短毛のため週2〜3回程度で十分とされます。生体価格や初期費用、月々のフード・トイレ用品代はお店で差が大きいため、迎える前に2026年7月時点の実際の金額を確認することをおすすめします。
りくの体験談
我が家は犬2匹と保護猫1匹の多頭飼いですが、シャム猫は飼ったことがありません。それでも猫種で性格の出方や運動量が違うことは日々実感しています。うちの保護猫も要求が通らないと夜中に鳴くことがありますが、寝る前に多めに構うと落ち着くことが多いです。活発でおしゃべりな子ほど「かまう時間」の確保が大事だろうと感じています。※あくまで私個人の経験で、すべての子に当てはまるとは限りません。
まとめ
シャム猫はおしゃべりで嫉妬深い一面がある一方、環境が整えば非常に甘えん坊な猫種だと言われています。上下運動できる環境・遊びの時間・給餌の工夫があれば暮らしやすくなる可能性があります。PRAのように遺伝子検査で先回りできないリスクもあるため、日々の観察と定期健診を大切にしてください。
愛猫の体重が適正かどうか、まずはチェックしてみませんか。
