青みがかったグレーの被毛と「ロシアンブルースマイル」で人気のロシアンブルー。「犬のように忠実」「ほとんど鳴かない」と紹介される一方、実はとても繊細で警戒心の強い一面を持つ猫種でもあります。この記事では性格・飼い方の基本に加え、「繊細な性格ゆえの環境づくり」という切り口から知っておきたいポイントを、多頭飼い歴の長い私の視点も交えてまとめます。
- ロシアンブルーの性格・体格の基本情報
- 「本当に鳴かないの?」という疑問への実際のところ
- 繊細な性格を踏まえた環境づくりと多頭飼い適性
- 気をつけたい健康トラブルの傾向
- ロシアンブルーは忠誠心が強く物静かだが、その裏に警戒心の強さ・繊細さがあり環境の変化に弱い面がある。
- 「ボイスレスキャット」と呼ばれるほど鳴き声は控えめだが、完全に鳴かないわけではない。
- 来客時の逃げ場づくり・模様替えや引っ越し時の配慮など環境変化への具体的な対策が飼育の成否を左右する。
- 多頭飼いは慎重な段階を踏むべき猫種で、先住犬がいる家庭では特に配慮が必要。
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ロシアンブルーの性格・体格の基本情報は?
ロシアンブルーは体重3〜5kgほどのやや細身の体型で、寿命は14〜15歳前後が目安とされています。北方のロシア原産で寒さに強い反面、暑さにはやや弱い傾向があるようです。青みがかったグレーの短毛ダブルコートとエメラルドグリーンの瞳が特徴で、子猫の頃は「キトンブルー」と呼ばれる青みの強い瞳をしており成長とともに変化します。口角が上がって見える骨格から「ロシアンブルースマイル」とも呼ばれます。主人への忠誠心が強く「犬のような猫」と表現される一方、環境の変化には強い警戒心を見せる繊細な一面も併せ持ちます。個体差もありますが、オスはやや甘えん坊、メスはクールな傾向があると言われます。
「本当に鳴かないの?」「懐かない?」という疑問への実際のところ
ロシアンブルーは「ボイスレスキャット」と呼ばれるほど鳴き声が小さく控えめな猫種です。知恵袋でも「本当に鳴かないのか」という質問をよく見かけますが、周囲の飼いさんに聞いた限りでは完全に無音ではなく、ごはんの催促や甘えたいときに「ンー」と小さく鳴く子が多いようです。「なつかない」「抱っこを嫌がる」という声もありますが、これは警戒心の強さゆえに心を開くまで時間がかかりやすいことが背景にあると考えられます。焦らず猫のペースで距離を縮め、無理に抱き上げず寄ってくるのを待つ関わり方がおすすめです。
繊細な性格ゆえの環境づくりで気をつけたいことは?
ロシアンブルーと暮らすうえで最も意識したいのが、繊細で警戒心の強い性格に合わせた環境づくりです。来客が多いご家庭では、猫が落ち着いて隠れられる「逃げ場」を用意しておくと安心です。キャットタワーの上段や専用ケージなど、来客時にすぐ移動できる場所を確保しましょう。模様替えや引っ越しといった環境の急激な変化も大きなストレス要因になりやすいとされ、段階的に行う、使い慣れたキャリーやトイレを持参するといった工夫が負担軽減につながります。留守番でも隠れ家スペースを複数用意しておくのがおすすめです。
嫉妬心やストレスによる凶暴化への対処法は?
ロシアンブルーは忠誠心が強い分、嫉妬心も出やすい猫種だと言われています。家族やペットが増えたとき、構ってもらう時間が減ったときなどに、普段は大人しい子が急に威嚇したり噛みついたりする「ストレス性の凶暴化」が見られることがあるようです。今まで通りのスキンシップを確保し「大切にしている」ことが伝わるよう接するのが効果的とされます。新しい家族やペットを迎える際はいきなり距離を詰めず、匂いから少しずつ慣らすとよいでしょう。攻撃的な様子が続く場合は動物病院に相談してみることをおすすめします。
多頭飼いは向いている?先住犬がいる家庭では
ロシアンブルーの多頭飼い適性については「協調性がある」という声と「単独行動を好み相性が難しい」という声があり一概には言えません。私は犬2匹と保護猫1匹の多頭飼いをしていますが、我が家の子はロシアンブルーではないため、あくまで経験者としての一般論としてお伝えすると、先住犬がいる家に迎える場合は特に慎重な段階が大切です。最初はケージ越しに気配だけ感じさせ、犬が興奮しすぎない性格かも見極めておくと安心です。先住犬が穏やかなタイプなら、落ち着いた関係を築ける可能性は十分にあると感じています。
被毛のお手入れ・暑さ対策で気をつけたいことは?
ロシアンブルーは短毛のダブルコートで、抜け毛量については情報が分かれがちですが、長毛種などと比べると比較的少なめとされます。換毛期には抜け毛が増えるため、その時期は週1〜2回程度のブラッシングを心がけると毛球症の予防につながります。暑さにはやや弱い傾向があり、夏場は室温を25〜28℃程度に保つとよいでしょう。運動量も多い猫種のため上下運動できるスペースを用意することも大切です。
気をつけたい健康トラブルの傾向とは
ロシアンブルーは運動量が多い一方で食欲も旺盛な子が多く、肥満やそれに関連する糖尿病の傾向には注意が必要だとされています。フードは計量して与えることが基本です。当サイトの犬猫フード量計算ツールで適正な給与量の目安を確認できます。尿路結石や慢性腎臓病になりやすい傾向もあるとされ、水分摂取量を増やす工夫や月1回程度のBCSチェックがおすすめです。食欲や元気の変化がいつもと違うと感じたら、早めに動物病院に相談してください。
※サプリメントは健康維持のサポートを目的とするもので、治療や診断の代わりにはなりません。持病がある場合は必ずかかりつけ獣医師にご相談ください。
※あくまで知人から聞いた体験で、すべての子に当てはまるとは限りません。
我が家の子はロシアンブルーではありませんが、SNSで知り合った飼いさんから「最初の2ヶ月は部屋の隅から様子を見ているだけで、抱っこなんて無理だった」という話を聞いたことがあります。焦らず待ち続けたところ、半年ほどで膝に乗ってくるようになったそうです。「懐かない」のではなく「時間がかかる子」というだけだと教えてもらいました。
まとめ:繊細さを理解して環境を整えれば深い絆が築ける
ロシアンブルーは忠誠心が強く物静かな性格ですが、その裏に警戒心の強さや繊細さがあります。来客時の逃げ場づくりや模様替え時の配慮など環境の変化に寄り添った対応を心がけることで、少しずつ深い信頼関係を築いていけるはずです。価格相場は2026年7月時点で15万〜40万円程度が目安とされていますが、血統やブリーダー、地域によって差があります。寿命は14〜15歳前後が目安です。
愛猫の体重が適正かどうか、まずはチェックしてみませんか。
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